DSA日本空間デザイン賞2015 入選
用途:歯科医院
場所:東京都大田区
床面積:116㎡
インテリアデザイン:テラダデザイン
サイン・グラフィックデザイン:テラダデザイン
写真:大森有起
歯科医院をリニューアルするにあたり、医院の理念でもある「予防歯科」をテーマに、空間全体で新しい価値を創造することが求められました。
「予防歯科」の概念を「美しい歯」への維持・改善と捉え、医院シンボルを新しく策定し、そのシンボルをファサードからインテリアに至るまで、空間グラフィックとして全面的に活用し、医院理念を表現することを試みています。
◯シンボル:M
美しい歯をイメージしたシンボル「M」は、すべてのラインが整理され、幾何学形状の連続で構成されています。
定期的なメンテナンス、精密な治療によって美しい歯を保っていくという意味が込められています。
◯ファサード:DENTAL MARCH
整然と並んだ歯「M」の裏には、奇麗に「M」が連続するように、もう一つの見えない「M」が架け橋となっています。
口内全体の健康を保っていくために、医院が全面的に支えていきたいという意味が込められています。
◯インテリア:ORAL HEALTH PINK
健康な口内をイメージしたピンク色に塗られた天井が、エントランスから診療室へと導きます。天地対称に整然と配置した診療室記号やピクトが通路にリズムを与え、空間の奥行き感を強調しています。診療室記号は、歯の番号と混同しないように、アルファベット(乳歯)や数字(永久歯)を使用せず、カタカナを使用しています。