日本サインデザイン賞 入選
第20回屋上・壁面緑化コンクール 日本経済新聞社賞
日本空間デザイン賞 Longlist
建築主:住友不動産
用途:商業施設
敷地面積:20,000㎡
延床面積:88,000㎡
階数:地上5階地下1階
店舗数:約200
建築外観デザイン監修:テラダデザイン
建築設計・施工:前田建設工業
ランドスケープデザイン:マインドスケープ
照明計画:灯デザイン
写真:エスエス・ナカサアンドパートナーズ
江東区有明地域は今後15年間で約3万人の人口増が見込まれています。一方、高層ビルが立ち並ぶ湾岸地域において、街中で寛げる緑豊かな広場は少なく、地域居住者の生活を支える拠点も充足していません。本施設は垂直に高く立ち並ぶ周辺の建物と対比して、面状に大きな広場や大小様々なテラスを多層に構成することで多様な寛ぎの場を計画し、約200店を超える多彩な店舗と共に周辺施設・地域間を繋ぐ新しい生活拠点を提案しました。
四季を感じられる地上広場、緑豊かな多層テラス。そして建築の象徴である多樹種のプランターを積層した「グリーンカーテン」、主出入口に構える植栽の積層プランターと光の積層幕で環状に構成した「グリーンリング」。植栽と建築が融合した本施設は、80,000m2を超える巨大施設の中で、どこに居ても自然を感じることができ、来客者に寛ぎの場を提供します。5層分プランターを積層させた「グリーンカーテン」は建物内部に自然光を取り入れながら、内外から圧倒的な緑量を感じられる植栽のカーテンウォールであり、夜間のライトアップによる鮮やかなグリーンカラーで街を華やかに彩ります。テナントサインを極力控え、植栽を建築のサインとして街に主張することで、周辺環境に配慮しながらも印象的に残る建築としました。

















